週刊!薬剤師ブログ

新入社員研修2021.04.22

演習&座学で薬剤師の基礎を学ぶ!

今年の新入社員研修は、昨年に引き続き感染症拡大防止のためオンラインで実施しています。新入社員たちがより安心して薬局で働き始めることができるよう、座学だけでなくロールプレイなども組み込むなど、工夫を凝らしたプログラムを展開しています♪

まずは新入社員として押さえておくべき基礎知識を学ぶ!

研修期間前半は、日本調剤という会社について学ぶ内容や、新入社員たちからの注目度も高い社外ジョブチャレンジ制度などの制度の解説、また社会人としての立ち振る舞いやマナー、薬剤師としての基礎知識を学ぶ講義を中心として進みます。

「薬局・薬剤師の仕事」の講義では、調剤薬局での基本的な仕事の流れや、日本調剤独自のシステム・業務サポートツールの解説、薬局で必要になるジェネリック医薬品や保険制度に関する基礎知識などを一つ一つ丁寧に解説。近年特に重視されるコンプライアンス(法令順守)についてもしっかり学び、薬剤師として必要不可欠な意識を育みました。

ロールプレイで立ち振る舞いを身に付ける講義をオンラインでも!

日本調剤で大切にされる、「CS(Customer Satisfaction)=患者さま満足」という観点。
「CS・ビジネスマナー」の講義では、薬剤師として患者さまにより気持ちよく薬局を利用していただき、次回もまた日本調剤を選んでいただけるよう、患者さま目線に立った接遇のイロハを学びます。

例年実施していた対面型の新人集合研修において、業務に直接役に立ったという声も多かったこのプログラム。
今年は、姿勢や所作、言葉遣いなどを一つ一つ解説するだけでなく、講義形式を工夫したり、新システムを導入し新入社員に課題を与えるなど、オンラインでの研修に向けたプログラムの改善を実施。現場に行ってから必要不可欠となる基本動作・ビジネスマナーを、対面形式と比べても遜色なく学べるように、体制を整えていました。

*よく使うフレーズの練習や基本動作のロールプレイもオンラインで!

今回は、そんな「CS・ビジネスマナー」の講義の担当講師を務めた山﨑さんにお話を伺いました。

●今年もオンライン研修となりましたが、この講義を行うにあたり意識したことはありますか?

昨年は急遽のオンライン研修で対応できなかった部分があり、新入社員が立ち振る舞いの基礎を把握しきれていなかった、という課題がありました。
今年はその反省点を生かし、よく使うフレーズを復唱してもらうなどの演習形式や講師のロールプレイを見せるといった手法を対面研修時と同様に取り入れ、座学のみよりも身に付きやすくしています
また、新入社員たちには講義で覚えたフレーズや立ち振る舞いを覚え、実演したものを動画撮影して提出する課題も出しています。それを私たち教育情報部の講師が一人一人チェックして、評価をフィードバックする、というスタイルを今年は導入してみました
オンラインであっても、演習を行うことでより多くの学びを得てもらえるよう、新しいシステムも導入しながら準備を整えました。もちろん、画面内での所作の見せ方を工夫するなどもして、可能な限りストレスなく講義を受けられ、最大限の学びが得られるよう細かい部分まで気を配るようにしています。

●新入社員たちに学んでほしいことは?

患者さまはもちろん、一緒に働く同僚・上司といった「相手」の目線に立つことを意識するようにしてほしいです。
色々な方が薬局にはいらっしゃいます。その方々それぞれに目線や考え方があり、それを想像することを学んでもらえたらと思っています。
研修でも、患者さまが持たれる様々な考え方や目線について具体例を提示したり、研修システムの投票機能を用いてクイズ参加型にしたりすることで、自分たちで考えながら学んでもらっています
現在の薬局では、基本的な接遇について学び身に付けた上で、コロナ禍の状況に合わせた対応を取ってもらう必要があります。どうしたら患者さまに気持ちよく薬局を利用していただけるのか、現場で接する各自が、患者さま目線に立って考えることをしっかり意識してほしいと思っています!

*講師のロールプレイは新入社員のお手本!

新入社員研修については、新入社員の感想など今後数回に分けてご紹介いたしますので、是非チェックしてみてください♪

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